2026-05-15
ワークショップ終了後の集合写真。Village AIの「V」ポーズを参加者全員でとっている様子。
先日、株式会社UMedのメンバーを対象に、Claude Code ハンズオンを開催しました。参加者6名・補助スタッフ2名、90分のセッションです。Windowsを使っているメンバーは、Git のインストールというところからスタート。それでも「難しかった」ではなく、「生産性が上がりそう」という言葉が飛び出したセッションになりました。
「ChatGPTは使っているけど、なんとなく相談するだけで終わってしまう」という声をビジネス職の方からよく聞きます。ChatGPT や Claude.ai に「この資料を作るにはどうすればいい?」と聞けば、やり方を教えてくれます。でも、実際には作ってくれません。
Claude Code は違います。「この資料を作って」と言えば、ファイルが生成されます。「このデータを整理して」と言えば、整理された成果物がそのまま手元に来ます。「教えてくれるAI」ではなく「作ってくれるAI」というのが、既存のAIツールとの一番の違いです。
今回は株式会社UMedとの共同企画として、ビジネス職のメンバーに実際の手を動かしながら体験してもらうことを目的に開催しました。エンジニアでなくても使える、というのを自分のパソコンで確かめてもらうのが一番の目標です。
Claude Code を使い始めるには、パソコンに Git と呼ばれるプログラムが入っている必要があります。Macにはあらかじめ入っていますが、Windowsには入っていないことが多い。今回の参加者には Windows ユーザーも複数いたため、まず Git の公式サイトからインストーラーをダウンロードするところからスタートしました。
① Git のインストーラーをダウンロードし、インストール(設定はデフォルトでOK)
② Claude Code デスクトップアプリをインストール・起動
③ 作業フォルダ「claude-work」を作成してアプリで選択
④ 新しいセッションを開始 → ここから指示を出せる状態に
「Gitって何?」という状態からでも、手順通りに進めれば15〜20分で動く環境が整います。補助スタッフがその場でサポートしながら進めたこともあり、全員がつまずくことなくスタートラインに立てました。
「プログラミングの知識は一切不要」というのがこのワークショップの大前提です。最初に伝えるのは、次の3つだけ。
Claude Code =「実行できるAI」。チャットと違い、ファイルを作ったり処理を走らせたりできる。
プロジェクトフォルダ =「AIの作業場」。指定したフォルダの中だけで動くので、他のファイルには触れない。
AI社員 =「役割を持たせたAI」。「採用のプロ」「営業のプロ」など役割を与えると、その専門家として動く。何体でも作れる。
事前に用意したプロンプトに、自分の名前・職種・主な業務・会社のミッションを書き込み、Claude Code に貼り付けます。AIがその情報をもとにAI社員チームを自動で作ります。処理中は画面にコードが流れ、ファイルが次々と生成されていきます。「実際に動いているのが見える」というのが参加者にとって一番インパクトのある瞬間です。「AIが本当に仕事してる」という感触は、チャット画面では得られないものです。
AI社員が揃ったら、今度は自分の業務を言葉で頼んでみます。「採用要件を整理して」「この会社の紹介文を作って」など、自分の言葉でそのまま指示を出す。完璧な言い方でなくてOK。伝わらなければAIが聞いてきます。
今回のセッションで一番強調したのは、「一発で決めようとしない。対話で育てる」という考え方です。最初から完璧な指示を書こうとすると、指示を書くこと自体が億劫になってしまいます。まず曖昧に出して、返ってきたものを見て修正していく。この往復が、AI活用の本当のワークフローです。
ワークショップ終了後、参加者のひとりからこんなコメントをいただきました。
「今日は、ほんとにありがとうございました!勝手に難しく考えていてなかなかできてなかったことがやれて、とても助かりました。生産性上がりそうです。」
「難しそうだから後回しにしていた」という方は多いです。でも実際に触ってみると、「なんだ、日本語で話しかけるだけか」という感覚に変わる。この一歩目のハードルを下げることが、今回のワークショップの一番の目的でした。
Claude Code を初めて触る人に届けてみて、あらためて気づいたのは「難しいツール」という先入観の根強さです。ChatGPT が普及した今でも、「AIにファイルを作らせる」「AIに処理を実行させる」というイメージがまだ一般的でない。
でも実際には、プログラミングの知識はゼロで使い始められます。必要なのは「自分の仕事をどう言葉にするか」だけ。これはビジネス職の人がもともと持っているスキルです。
今回 Windowsから Git のインストールをして、90分後に自分専用のAI社員チームを持って帰っていった参加者の姿を見て、「使い始めてさえしまえば、あとは使い倒すだけだな」と強く感じました。
「日本語で指示すれば動く」という感覚をつかんだ次に、もう一段階上の使い方があります。それがプランモードです。
通常の使い方では、指示を出すとAIがすぐに動き始めます。プランモードでは、実際に動く前に「こういう手順で進めます」という計画を先に見せてくれます。「その方向で進めて」と承認してから実行が始まるので、複雑な業務や大切なファイルを扱う作業でも安心して任せられます。
「AIが勝手に何かするのが怖い」という感覚は自然です。プランモードはその不安をそのまま解消してくれる機能で、使い込むほどに手放せなくなります。Claude Code に慣れてきたら、ぜひ試してみてください。
Village AIでは、Claude Codeの初期環境構築を無料でサポートしています。
セットアップから最初のAI社員が動くところまで、一緒に作り上げます。