2026-05-15
ビジネスマッチングアプリ「Yenta」をきっかけに繋がった中本さんと、2026年4月27日にオンラインでClaude Codeの導入・設定を一緒に進めました。
中本さんはすでにClaudeを業務で活用しており、求人票と求職者の経歴を照合してマッチング箇所を資料化するといった使い方をされていました。これから法人化も検討されており、「AI社員」のような形でClaude Codeをより深く活用したいというご要望をいただき、一緒に取り組むことになりました。
まず最初に確認しておきたいのが、「Claudeのデスクトップアプリのチャット機能」と「Claude Code」は全くの別物だということです。
デスクトップアプリでClaudeと会話している方の中には、「それがClaude Codeでは?」と思っている方もたまにいます。しかし実際には別のツールです。Claude Codeは、ターミナル(黒い画面)から起動するCLIツールで、ローカルのフォルダ内に直接ファイルを作成・保存したり、複数の専門エージェント(AI社員)を立てて業務を任せたりできます。
一方で、すでにClaudeのデスクトップアプリを使っている方は、Claude Codeの導入がスムーズになりやすいです。Anthropicのアカウントをお持ちで、Claudeの操作感にも慣れているため、インストール後の立ち上げがスムーズに進むケースが多いです。
中本さんのMacでClaude Codeの初期設定を進めていたところ、Gitが見つからないというエラーが発生しました。Claude Codeは内部でGitを利用するため、Gitがインストールされていないとうまく動きません。
ターミナルを開いて、以下のコマンドを実行してみてください。
git --version
バージョン番号が表示されれば問題ありません。何も表示されない、またはエラーになる場合は、GitもしくはXcode Command Line Toolsが未導入の状態です。
MacはWindowsと異なり、GitやCommand Line Toolsが最初から使える状態になっていないことがあります。特に新しいMacや初期状態のMacでは、以下のいずれかが原因になるケースが多いです。
・Xcode Command Line Toolsが未インストール
・インストールしたがmacOSのバージョンと合っていない
・Homebrewなどのパッケージ管理ツールも未導入
今回のポイントは「最新版を入れればOK」ではなく、「自分のmacOSに合ったバージョンを選ぶ」ことでした。中本さんの場合、最新版のCommand Line Toolsではうまくいかず、macOS 26.0に対応したバージョンを選択したところ正常に動作しました。
画面左上のAppleマーク →「このMacについて」でOSバージョンを確認します。
Apple Developer(developer.apple.com)のダウンロードページにアクセスし、「Command Line Tools for Xcode」の中から自分のmacOSバージョンに対応したものを選んでインストールします。最新版ではなく、OSに合ったバージョンを選ぶことが重要です。
インストール完了後、もう一度ターミナルで git --version を実行します。バージョンが表示されれば成功です。
Gitが正常に認識されたら、Claude Codeを再起動します。中本さんのケースでは、この手順で正常に起動・動作することが確認できました。
無事にClaude Codeが動くようになったところで、日常的な使い方についてもお伝えしました。
1つの会話でやり取りを続けすぎると、コンテキストウィンドウ(AIが記憶できる情報量)が膨らんでいきます。50%を超えたあたりから指示の精度が落ちたり、意図しない動作をしやすくなったりするため、作業ごとに新しいチャットを開くことを推奨しています。
通常の作業(資料作成・メール文章など)はSonnetを使うとトークン消費を抑えられます。一方、競合調査や戦略設計など複雑な推論が必要な場面では、より高性能なモデルを使う方が結果の質が上がります。
Claude Codeには「プランモード」があります。いきなり作業に入るのではなく、AI側が「何を作りたいか」「どんな要件か」を確認しながら進めるため、要件定義の精度が上がります。AI社員の追加や新しい業務フローの構築時には、最初にプランモードで整理してから実行するのがおすすめです。
Claude Codeは、エンジニアでなくても十分に活用できるツールです。フォルダ管理・資料作成・LP制作・AI社員の設定など、業務のさまざまな場面で使えます。
特に、個人事業主や一人法人の方にこそ使ってほしいツールです。人を雇うコストをかけずに、営業・資料作成・調査・戦略立案といった役割をAI社員に任せられるため、少人数でも大きく動ける体制を作りやすくなります。法人化のタイミングは、AIをフル活用した働き方を整える絶好の機会でもあります。
今回のように導入時にGit周りのトラブルが起きるケースもありますが、正しい手順で対処すれば解決できます。画面共有ができる環境であればオンラインでもサポート可能ですので、「うまく動かない」で止まってしまっている方は、お気軽にVillage AIまでお声がけください。