2026-09-29
2026年9月24日(木)、鹿児島県立鹿児島中央高等学校で開催されたSSHキックオフイベント「ガチ対話スクール~現役社長に挑む75分~」に、株式会社Village AI 代表取締役の里洋平が登壇しました。
これから探究活動を始める高校生に向けて、15分のピッチを5回行いました。本記事では、当日お話しした内容をレポートします。
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「ガチ対話スクール」は、「挑戦する大人」と「未来を担う高校生」をつなぐキャリアイベントです。企業などが、どのような課題にどう取り組み、どのような社会貢献を目指しているのかを話し、生徒が課題発見のきっかけを得たり、課題へのアプローチを体得したりする場として企画されました。
全22教室で各企業などのピッチが同時に行われ、生徒は興味のあるピッチを5つ選んで聴講します。講師は、1回15分のピッチを同じ内容で5回行います。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| イベント名 | 鹿児島中央高等学校 SSHキックオフイベント「ガチ対話スクール~現役社長に挑む75分~」 |
| 日時 | 2026年9月24日(木)13:45〜15:20 |
| 会場 | 鹿児島県立鹿児島中央高等学校 |
| 形式 | 全22教室で同時開催/1回15分のピッチを5回 |
| 登壇者 | 株式会社Village AI 代表取締役 里洋平 |
ピッチのタイトルは「東京で稼ぎ、種子島に残す。ヤフー出身AI専門家、二拠点の挑戦」。まず、里自身の歩みと、Village AI を立ち上げた理由をお話ししました。
里はヤフー・DeNA・ドリコムでデータ分析に携わったのち、AI企業(DATUM STUDIO)の創業に参画し、M&Aを経験しました。転機になったのは、コロナ禍で聞いた地元の声「島に戻りたくても仕事がない」です。都市部で培ったAI技術を故郷に還元するため、2021年に Village AI を創業しました。
Village AI は、東京を主戦場にAI・データ活用支援で収益を上げ、その利益を地元の鹿児島・種子島に投資しています。現在は、東京と種子島の二拠点で活動しています。
根底にあるのは、「AIを使いこなす人が地域にいると、地域全体が変わる」という考えです。「離島だからできない」ではなく、「離島だからこそ挑戦する」。この姿勢を、高校生の皆さんにまっすぐお伝えしました。
続いて、Village AI の仕事の中身を紹介しました。軸にしているのは、データサイエンスと生成AIです。
そのひとつが「AI社員」の構築です。AI社員とは、自分で段取りをして、仕事の下ごしらえを進めるAIのことです。現場の業務を聞き取ってAI社員をつくり、最後の確認と判断は人が行います。導入後も一緒に改善を重ね、その会社が自分たちで運用できるようになるまで伴走します。
ピッチでは、次のような取り組みもお話ししました。
どの取り組みにも共通するのは、「AIを使いこなす人を増やす」ことです。
地域での取り組みの事例として、Village AI が主催するスポーツイベント『種子島 BiG ViSiON』を紹介しました。出発点は、「島の子どもが、プロに直接会うにはどうすればいいか」という問いです。その答えとして、元日本代表選手が島に来て子どもたちとボールを蹴るサッカー教室を開いています。
島の皆さんと続けてきたこのイベントは、今年で5回目を迎えます。2026年10月16日・17日の開催で、元日本代表選手17名が参加する予定です。サッカーだけでなく、海岸清掃や音楽ライブも行います。
ピッチの最後にお伝えしたのは、「得るよりも、残す」という言葉です。イベントは終われば消え、建物もいつかは古びます。それでも、育った人は残ります。
東京で稼ぎ、地方に投資し、AIで種子島・鹿児島から人を育てる。地方からAI人材が生まれる流れをつくり、種子島を世界一の島にすることが、Village AI の目標です。その挑戦はまだ途中にあり、島では、皆さんと同世代の高校生とも一緒に未来をつくっています。
鹿児島中央高校のSSHキックオフイベントで、15分のピッチを5回担当させていただきました。
探究活動をこれから始める高校生が、自分の関心で講座を選び、社会で働く大人の話を聞きに来てくれる。こうした場があることを、とても心強く感じています。
AIの時代は、住んでいる場所や年齢に関係なく、挑戦できる時代です。今日集まった高校生の中から、地域や社会の課題に自分なりの問いを立て、動き出す人がきっと出てくると信じています。
私たちVillage AIも、次の世代が挑戦できる環境づくりに、これからも力を尽くしてまいります。貴重な機会をいただいた鹿児島中央高校の皆さまに、心より感謝申し上げます。